子どもの成長願う五月人形並ぶ 旧馬島家住宅

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子どもの健やかな成長を願う五月人形やのぼりなどが並ぶ「五月人形展」

伊那市高遠町の市民俗資料館は、端午の節句に合わせて「五月人形展」を同館に隣接する旧馬島家住宅で開いている。昭和初期を中心に鎧飾りや兜飾り、武者人形など約50点を展示。のぼり旗も多く、子どもの健やかな成長を願う家族の思いが詰まった品を飾っている。6月19日まで。

子どもの成長や住宅事情などに伴い、自宅で眠ったままになっていると市民から寄贈された五月人形などを毎年、この時期に展示している。昨年と少し展示内容を変え、旧暦に合わせて6月までの開催とした。

勇壮な武者人形やきらびやかな鎧飾り、端午の節句に揚げる「五月のぼり」などが並ぶ。のぼりは明治33(1900)年製の「高砂」、昭和35(1960)年製の「加藤清正虎退治」などがあり、中には長さ10メートルを超えるものも。幼くして亡くなる子どもが多かった時代に、子の成長や長寿を願った親たちの思いがうかがえる。

同館は「時代が変わり、家庭で人形を飾らなくなってきている。最近ではこいのぼりも見なくなったが、人形の顔などを見ていると温かな気持ちが伝わってくる」とし、来場を呼び掛けている。

休館日は毎週火~木曜日と祝日だが、5月3~5日と18日は開館する。入場料は一般200円、高校生以下無料。18日は無料開放する。会期中、昭和40年頃までの五月人形やのぼり旗などの寄託・寄贈について相談を受け付けている。問い合わせは同館(電話0265・94・4044)へ。

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