上社里曳き 前宮4本きょう曳行開始

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チェーンソーで前宮二之御柱に開けたメド穴の大きさを微調整する氏子=茅野市の御柱屋敷

諏訪大社御柱祭の上社里曳きは4日、前宮の柱が曳行を開始する。3日は前宮一と前宮二の氏子らが、柱を安置する茅野市宮川安国寺の御柱屋敷で木作りを行った。前宮二を担当する諏訪市の湖南・中洲地区は、斧取りやてこ衆、メド乗りなど約300人が参加し、柱にメドデコを差し込み元綱を装着。五月晴れの下、待ちに待った人力での曳行に向けて、心を一つにして作業に取り組んだ。

新型コロナウイルス感染防止のため、参加者は前回の半分程度にとどめた。湖南地区の藤森俊幸若者総代(48)=同市湖南田辺=は「職場や家族の事情で来られない氏子もいる。彼らの気持ちを胸に、6年間の思いをぶつけたい」と意気込んだ。

氏子らは、柱に開けたメド穴の大きさをチェーンソーで微調整。長さ6メートルと3メートルのメドデコを柱の前と後にそれぞれ差し込んだ。曳行時の摩擦を減らすため柱の表面を滑らかに削り、藤のつるで作った「わなぐり」に元綱を装着した。春の強い日差しを受け、顔を真っ赤にしながら作業。メドデコを左右に揺らして感触も確かめた。中洲地区の笠原稔之若者総代(40)=同市中洲神宮寺=は「山出しが人力で行えなかった分、里曳きは楽しく安全に、立派にご奉仕したい」とあいさつした。

この日は、湖南・中洲地区の若者本部が組織する鼓笛隊「山吹隊」が作業中に演奏を披露。ラッパや太鼓の軽快な演奏で、準備に汗を流す仲間を後押しした。藤森雄一隊長(54)=同市湖南北真志野=は「全員が無事に祭りを終えられるよう祈りながら演奏した。前宮の里曳きは2日間だけ。短期集中で楽しみたい」と話した。

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