「5週連続ぶっとおしそば三昧」が開幕

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多くの人で賑わい、打ち立てに舌鼓を打った行者そば祭り

多くの人で賑わい、打ち立てに舌鼓を打った行者そば祭り

”信州そば発祥の地”をアピールし、新そばを味わう伊那市の「5週連続ぶっとおしそば三昧」の第1弾となる「第30回行者そば祭り」が16日、同市の内の萱スポーツ公園で開かれた。地元の荒井区が主催し、秋晴れにも恵まれて盛況。約2000食が振る舞われ、脈々と昔から受け継がれるそばの味に多くの人が舌鼓を打った。市内では11月13日まで毎週末、そばのイベントが連続開催。関係者は「最高の滑り出し」と喜んでいる。

午前10時の開始前には、既に数百人の長蛇の列ができ、そば好きの熱気で会場の雰囲気は最高潮。色づき始めた木々に囲まれながら、打ち立てのそばで食欲の秋を満たした。

子ども3人と来場した同市内の公務員男性(48)は「伊那発祥で代々伝えられる伝統のそばを味わおうと毎年楽しみにしている」と話し、家族4人で訪れた名古屋市の会社員野井明さん(39)は「小黒川キャンプ場に来ていて、偶然祭りを知って立ち寄ってみた。いつものそばとは、コシが違う。おいしい」と堪能していた。

行者そばは奈良時代、修行途中の行者が残した一握りのソバの種を村人が守り育てた―という伝説がある。江戸時代に高遠藩主により、大根おろしの汁に焼きみそを溶いた辛つゆで味わう食べ方が広がったとされる。

祭りは、荒井区の役員や有志約80人が協力して運営。地元の愛好家や同市そば打ち名人の会の会員らが会場でそば打ちし、七つの大釜でゆでて提供した。

絶えることのない客に休む暇なく対応し、山岸康弘区長(72)は「絶好の陽気で第1弾としていいスタートが切れた。歴史ある辛つゆのそばを本当に多くの人に楽しんでもらえてよかった」と目を細めた。

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