橋口さんが養蚕テキスト作成 実体験集約

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三沢区民農園での養蚕の活動を冊子にまとめた橋口とも子さん

昨年度末で岡谷市地域おこし協力隊の任期を終えた橋口とも子さん(55)が、活動の報告書を兼ねた養蚕のテキスト「養蚕~桑園管理から繭出荷まで~」を作成した。2019年度から3年間、同市川岸上の三沢区民農園で養蚕支援などを担当。養蚕を新たに始める人の手引になればとノウハウをまとめている。

東京都出身の橋口さんは養蚕から製糸、製品化まで「オール岡谷産シルク」の取り組みを進める同市初の地域おこし協力隊員の一人として採用された。岡谷蚕糸博物館が人材育成を目的に行う「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」では、養蚕の講師も担当。この際に作成した資料を基に、同農園で体得した技術や知識を冊子に集約した。

冊子はA4判32ページ。▽桑園管理▽蚕の飼育▽繭管理―の3章で構成し、カラー写真や図解を交えて養蚕に関する一連の流れをまとめた。桑園管理では桑の剪定(せんてい)や施肥、降霜被害の防除の方法などを解説。蚕の飼育では成長時期に合わせた環境作り、繭管理では営繭のための温湿度管理、選繭のポイントなどを説明している。

橋口さんは「桑作りの苦労が良い蚕、良い繭になることを実感できた3年間だった」と振り返り、「養蚕を始めたい人を応援したい。岡谷ならではの養蚕をつないでもらう役に立てたら」と話した。

希望者には配布する。問い合わせは岡谷蚕糸博物館(電話0266・23・3489)へ。

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