妊婦に安心タクシー移動を 駒ケ根市が講習会

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重り入りのジャケットを着用して妊婦の状態を疑似体験する参加者

少子化対策の一環として、駒ケ根市は今年度、妊婦や産後の母親を対象に市内のタクシー会社で利用できるタクシー券を交付している。健診や買い物などで移動する母親の負担を軽減し、産前産後の生活を応援する新規事業。母親たちに安心してタクシーを利用してもらうため、市は9、20、25日の3日間、タクシー運転手向けの講習会を市役所で開いており、参加者が妊婦の特性に合わせた対応を学んでいる。

出生数の減少が続く危機的状況を打開するため 市は昨年4月に「子育て全力応援」を宣言。昨年度から3年間、集中的に少子化対策を展開している。今年度は妊婦らを対象とした支援タクシー券の交付を事業化。移動に伴う負担を軽減するほか、家族の支援が得られない妊婦らのセーフティーネットや、都市部から移住した女性の不安軽減にもつなげていく。

講習は市内のタクシー事業者の運転手17人が、3日間に分かれて受講する。初回は7人が参加し、県看護大学(同市)准教授の河内浩美さんから妊婦の特性や緊急時の対応などについて指導を受けた。

河内さんは「妊婦はおなかが大きくなるにつれ、姿勢も大きく変化する。足元が見えない」とし、乗降の際やシートベルト着用時の配慮を要請。重りの入ったジャケットを着用した妊婦の疑似体験もあり、参加者からは「考えていた以上に大変」「乗り降りの手助けをしてあげたい」との声が聞かれた。

同事業は母子健康手帳の交付から1年未満の申請者が対象。500円のタクシー券を竜西地区在住者には24枚、竜東地区はエリアに応じて48枚または72枚交付する。

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