新学習指導要領に基づく授業 辰野高が導入

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地域探究コースの授業で、ブロック玩具を使ってそれぞれの考えを表現する生徒たち

高校における新学習指導要領の導入に則した新教育課程の適用に伴い、辰野町の辰野高校は今年度、地域と積極的に関わるコース制を1年普通科に導入した。▽学際探求▽地域探求▽スポーツ探求-の3コースが設けられ、コースごと外部講師らを招いた授業が始まった。

文部科学省は、「普通科」の中に学際領域や地域社会に関する学科など、普通科以外の学科を設置できる省令改正を行い、高校普通科の改革や再編を進めている。

上伊那地域では高校再編計画が進み、将来的に同校の商業科はなくなることが決まっている。今年度新たな学習指導要領が導入されたことから、将来の辰野高へとつながるコース制を導入した。

コース制導入に先駆け同校は昨年9月、大原学園松本校(松本市)と生徒のキャリア教育支援を主とした協定も締結。学園が持つ人材や専門性などを授業に活用できる体制を整え、生徒の進路選択にも生かすとしている。

生徒は3コースの中から一つを選択する。学際探求は、英語やSDGsなどに関する授業を通し、多文化共生社会の一員として役割を果たせる人材を育成。地域探求は、自治体や地元企業などとの関係を深め、地域課題と向き合うことで地域に必要な人材を育てる。スポーツ探求はスポーツ文化を支える人材を育成する。

このうち地域探求は、一般社団法人ミライケ(茅野市)キャリアコンサルタントの宮木慧美さんを講師に迎えた授業を実施。生徒たちは与えられた問いに対し、それぞれの考えをブロック玩具を使って表現することで、コミュニケーション能力などを養っている。

同校商業科の小澤潤也教諭は「これまで外部講師を招いた単発の授業は行ってきたが、今年度からは3年間通したカリキュラムとなる。間近に迫った高校再編までに学校の特色を出していく必要もある」と話している。

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