MR技術で情報発信 伊那市がサービス提供

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10日にサービスが始まった「3Dバーチャルツアー・伊那MRスクエア」を体験する市民=伊那市役所

伊那市は10日、同市への移住を考える人への情報提供の一環として、現実の映像や文字情報と、仮想的な画像を組み合わせたウェブ上の体験型サービス「3Dバーチャルツアー・伊那MRスクエア」を始めた。閲覧者が仮想空間を巡ることで同市の暮らしや仕事、教育、自然文化に関する情報を得られる内容。市は「伊那の魅力を発信し、移住の後押しにつなげたい」と期待する。

市と通信大手KDDI(東京都)が共同開発した。移住定住促進や人口増加を目的とし、子育て世代などをターゲットに取り組む「地方創生アルカディア構想」の戦略的シティープロモーション事業の一環。同社が現実世界と仮想世界をより密着、融合させたMR(複合現実)技術を用いて制作した。パソコンやスマートフォンで閲覧できる。

暮らしや仕事など、ほしい情報の入り口をクリックすると、市をはじめ、市観光協会やJA上伊那、上伊那広域連合などのホームページで紹介する移住関連情報を見られる。

特色ある教育を実践し、全国から入学の問い合わせが多い伊那小学校のページでは、360度カメラで撮影した校内の画像や、子どもの授業風景を映像で見ることができるなど、今回のために取材した内容も掲載した。

事業費は995万円。国が事業費の半額を補助する地方創生推進交付金を充てた。

開発を手掛けたKDDIの北崎修央さん(47)は「閲覧者が現実と仮想世界が混在する空間を回遊し、積極的に情報を取りに行くことで伊那市の印象が強く残るはず」と述べ、移住への思いが高まることを期待。白鳥孝市長は「よく考えられたサービス内容。伊那市を理解する上で、ぜひ市民の皆さんにも見ていただきたい」と呼び掛けた。

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