劇映画「伊藤千代子の生涯」 27日から上映

LINEで送る
Pocket

昭和初期に社会の矛盾と闘い志半ばで倒れた、諏訪市出身の社会活動家・伊藤千代子(1905~29年)。その生涯を描いた劇映画「わが青春つきるとも-伊藤千代子の生涯」が完成、27日から諏訪地方の4会場で上映する。主催の「諏訪地域上映成功をめざす会」は、「戦争と貧困格差に向き合い、ジェンダー平等のために活動した女性がいた。若い人をはじめ一人でも多くの人に見てほしい」と鑑賞を呼び掛けている。

伊藤千代子は同市南真志野の農家に生まれ、2歳の時に母と死別、祖父母の援助で諏訪高等女学校(現諏訪二葉高校)で学んだ。同高校長の土屋文明の教えを受け、同級生には後の作家平林たい子がいた。

卒業後は高島尋常高等小学校で2年間代用教員を勤め、その後仙台市の尚絅女学校で学び、20歳で東京女子大2年に編入。社会科学研究会に参加し、学んだことを平和な日本をつくるために生かすことを目指した。志を同じくした浅野晃と結婚し、共産党に入党。28年に市谷刑務所に収監され、翌年体調を崩し24歳の短い命を閉じた。

映画は、映画企画・製作のゴーゴービジュアル企画社長で監督の桂壮三郎さんの思いでプロジェクトが始動。原作は下諏訪町出身の藤田廣登さんの著作「増補新版・時代の証言者伊藤千代子」。千代子の母校二葉高同窓生有志は、「大先輩はまさしく諏訪人気質。同窓生として応援したい」と一昨年、「映画制作を支援する会」(宮川秀世会長)を立ち上げ、募金活動を展開してきた。

出演者は千代子役が新人の井上百合子、土田校長は金田明夫、東京女子大学長の安井てつは竹下景子、浅野は窪塚俊介の皆さんが務め、諏訪市や松本市などで撮影した。上映時間は2時間10分。

日程は▽27日(午後2時)=岡谷カノラ小ホール▽28日(午後2時)=諏訪市文化センター▽29日(午前10時、午後2時、同6時30分)=茅野新星劇場▽30日(午後2時、同6時30分)=下諏訪総合文化センター小ホール。

入場料は一般1000円、学生500円、中学生以下無料、当日会場の受け付けで支払う。問い合わせは藤森守さん(電話090・4022・7608)、三ツ橋紀代子さん(電話090・9354・3284)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP