2022年5月13日付

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「不織布マスク ウミガメが誤飲」-。2月にこんなニュースを見掛けた。昨年8月に岩手県沿岸で捕獲されたアオウミガメの排せつ物から不織布マスクが見つかったという。これもコロナの影響だろう▼マスク生活も3年目。海外では緩和の動きもある。東京都医師会長は10日、屋外でのマスク着用の見直しに言及した。検査で陰性の場合や人との距離を保てることを条件としつつ、社会を動かしていく発想に切り替えていくべきだとした▼早くマスクから解放されたい-。誰もがそう願っていると思ったが、必ずしもそうではないようだ。街でのインタビュー映像などを見ると、マスクの必要がなくなっても使い続けるという若者も少なくない。下着に例える人までいる。マスク着用が常態化し、素顔を見せることを恥ずかしがる子どもが増えているという指摘もある▼もっとも、マスクを本来の目的以外で使用する若者がいることはコロナ前から指摘されていた。「だてマスク」である。コミュニケーションが苦手な若者が増え、素顔や本心を隠すためといわれる。そんな若者たちの心理にコロナが拍車をかけた形だ▼都医師会長に続き、11日には政府関係者も人との距離が十分とれれば、屋外でのマスク着用は必ずしも必要ないとの認識を示した。ただ、横並び意識の強い日本人。いつ、どのようなタイミングで外せばいいのか。若者でなくても悩む。

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