生息「広がった」 宮田村でライチョウ講演会

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講演で中央アルプスにおけるライチョウ復活事業について話す小林さん(左)

宮田村は13日、中央アルプス(中ア)で復活事業が進むライチョウに関する講演会を同村民会館で開いた。24人が聴講。講師で環境省信越自然環境事務所生息地保護連携専門官の小林篤さんは、2020年から行う同省のライチョウ復活事業に伴い「広く薄く中アでの生息は始まっている」と定着への兆しを示し「6月半ばには生息調査を終える。結果報告ができそう」と見通した。

講演会は中ア国定公園指定記念事業の一環。復活事業の現状を伝え、国定公園化および事業への周知、村の活動についての情報発信の場として企画した。昨年6月の開催に続き、今年度は当初3月に開く予定だったが、コロナ感染拡大のため延期していた。

小林さんは、ライチョウの生息域について「主に北半球で、国内では現在、北海道と長野県の山岳地帯」としたほか、約1200年前の和歌にも歌われ、名称に「雷」が当てられたのは明治以降などとライチョウにまつわる話題を披露した。

復活事業については「絶滅危惧1B類を2類にするのが目的」とし、家族移植やケージでの保護、動物園での飼育など、これまで実施した保護策について説明。今月から来月半ばの予定で行っている中ア将棋頭から越百山までを範囲とする全域調査からうかがえる傾向として「昨年より、これまでいなかった所に生存の痕跡があり、(生息の)エリアが広がった」との見方を示した。その上で「山行の際には目撃情報を寄せて」と呼び掛けた。情報は登山アプリYAMAPと連携し募っているという。

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