氏子自ら初の建て御柱 岡谷市地区担当の5本

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春宮一の建て御柱で慎重に作業を進める七睦会のメンバー

諏訪大社御柱祭の下社里曳きで岡谷市の地区が担当する5本の御柱は今回、初めて氏子自らの手で建て御柱の奉仕が行われている。各担当地区ではそれぞれ有志の氏子による建て方団体を発足させ、練習を重ねてきた。15日は3本の御柱が無事に建てられ、関係者たちの表情は安堵感と充実感に満ちていた。

5本のうち最も太い春宮一の建て御柱を担当したのは、岡谷市旧市内7区の「七睦会」。名前には、7区が仲むつまじく建て御柱を成功させよう―との思いを込めた。メンバー38人が同市加茂町の小井川賀茂神社で実地練習を重ね、この日を迎えた。

最終確認を入念に行い、山田敏和建方長(50)=同市大栄町=の号令で作業開始。補助に駆け付けた曳行役員に指示を出しながら、危険を感じたら笛を吹きすぐに手を止めるなど、慎重に作業を進めた。15人が乗った長さ16.5メートルの巨木は開始から約1時間30分後、天高く垂直に立った。

今回、建て御柱の「ハナ乗り」を務めたのは七睦会メンバーの河口秀泰さん(55)=同市堀ノ内。大役を果たした河口さんは「仲間が練習をする姿を見てきたので、信頼して乗ることができた」と晴れやかな表情だった。

次世代への技術伝承がテーマの建て方会。山田建方長は「一人ひとりが自信を持って作業し、立派な建て御柱ができた」と振り返るとともに、「新しいメンバーも入れながら、年に1回は実地練習を続けていきたい」と次を見据えた。

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