一気に秋宮一曳き着け 最終日の建て御柱へ

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秋宮一の曳き着け場所に到着し、万歳で喜びを分かち合う上諏訪の氏子たち=諏訪大社下社秋宮

春宮、秋宮合わせて8本の御柱の中で最も太い秋宮一を曳行(えいこう)した諏訪市上諏訪。氏子たちは最後の力を振り絞り、秋宮の鳥居から幣拝殿近くまでの境内を一度も止まることなく進み、30分間で時間通りに曳(ひ)き着けた。万歳と木やりで2日間の曳行を締めくくり、最終日の建て御柱に思いをつないだ。

先頭の上諏訪地区奉賛会の旗が秋宮の鳥居をくぐったのは午後3時39分。北島和孝宮司が笑顔で氏子を出迎えた。鳥居手前に到着した秋宮一には曳行役員が乗り、両脇には地区のちょうちんが並び、午後5時に動き始めた秋宮一は、宵闇迫る秋宮境内の坂道を進んだ。

御柱が止まりそうになると、「あらよいてーこしょっ」「よいさっ」と気迫のこもった掛け声を繰り返し、仲間を鼓舞し合い、力を出し切った。御柱が進むたびに綱を回収し、氏子が離れていく中で、最後は追い掛け綱で午後5時29分に曳き着けた。

名誉会長の金子ゆかり市長は「コロナの中でもみんなの力を合わせれば、歴史と記憶に残る素晴らしい御柱ができることを証明した」と絶賛。大久保一会長は「若い皆さんが一生懸命曳(ひ)いてくれた。それが最高だ。支えてくれた多くの氏子の皆さんに感謝したい」と述べた。

曳行の中核を担った山造、梃子(てこ)、元綱、木遣(きやり)各委員長のあいさつに続いて、境内には「無事に曳き着けおめでたい」と木やりが響いた。藤森邦武副曳行長が「上諏訪って格好いいよ。それは上諏訪が一つになったからだ。本当にありがとう」と語り、万歳三唱で感動を分かち合った。

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