御柱の伝統を後世へ 一六会の渡邉さん親子

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下諏訪町が担当する2本の建て御柱の重責を親子で担った渡邉和好さん(左)と長男の優作さん=秋宮境内

諏訪大社御柱祭下社里曳きで、下諏訪町が担当する春宮三と秋宮四の建て方を担う「一六会」は最終日の16日、両方の建て御柱を無事に終えた。同会建て方委員長で、7回目の奉仕となる渡邉和好さん(61)=同町湖畔町=は「今後も若手の会員を増やし、『一六会で建てる』ことを続けていきたい」と語った。長男の優作さん(33)も3回目の参加。「祖父、父とつないできた役割を今回も担い、次につなぐことができてよかった」と振り返った。親子で建て方の伝統をつないだ。

一六会は、同町の建設業組合を源流に50年近く前に発足。以来、町の建て方を担う。会員は20人で、建設業に携わる人が多い。本番では応援会員も入れて37人で建て方を担った。

午前中に春宮三を建て終えると、秋宮に移り、夕方から秋宮四の建て御柱に臨んだ。春宮三では午前8時すぎから建て御柱の乗り手のための足場作りなどを進め、同9時30分ごろから10人を乗せた柱が徐々に建ち上がった。同11時過ぎに担当区と一六会の垂れ幕2本が掲げられ、無事に建て御柱が終了した。

和好さんにとっては初の建て方委員長。25歳のときから御柱祭に関わり、建て御柱の一番上に乗る「トンボ」も経験。「若いころは目立ちたかった。次第に乗り手をいかに安全に乗せるかという責任感が出てきた」と心境の変化も明かした。「一六会として安全な建て方を今後も続けていきたい。技術を後世に伝えていけたら」と先を見据えていた。

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