情報発信強化へ「戦略会議」 伊那谷観光局

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上伊那地域の行政や観光団体、企業などでつくる一般社団法人・長野伊那谷観光局は、同局のウェブサイトの利用者数を拡充し、上伊那の認知度向上を図るための「情報発信戦略会議」を6月に立ち上げる。地域住民や企業、サイト運営会社などが専門のアドバイザーを交えて議論し、多様な意見を事業に反映させる。リニア中央新幹線開通も見据え、中長期的な情報発信の戦略づくりにもつなげる。

同観光局は2020年度に現在のウェブサイトを開設した。自然や食など分野ごとの観光情報、各地のイベント案内をはじめ豊富な内容を掲載。名所を訪ねたり、体験プログラムにチャレンジした人たちの体験記のほか、風景や文化をテーマにした特集もある。

開設以来、内容の充実化を進める一方で、アクセス数の確保や多くの人を引き付けるサイトの見せ方が課題。会議を通し、SNS(交流サイト)の活用や新たに魅力的なページ制作を試み、情報発信力の強化を目指す。会議は年度内に6回程度を計画。県の「地域発元気づくり支援金」を活用する。

意見を募る主要な議題の一つがSNSの利活用だ。同局は写真共有アプリ「インスタグラム」の公式アカウントを使い、観光局のウェブサイトで体験記などを執筆している人たちが上伊那の魅力を伝える記事の掲載を計画。このほか、発信技術を強化するため、執筆者らを対象にした動画制作講座も検討している。

同局の委託を受けた執筆者が上伊那の自然や歴史を取材して紹介するページの追加も予定。さらに、ウェブサイトを訪れた人たちに伊那谷のイメージを印象付け、好奇心を高める工夫を模索して、訪問者がサイト内に滞留する時間の延長を図る。

同局は、各議題がインターネット利用者の関心喚起のため必要な要素であることを踏まえ「地域資源の付加価値化をどのようにすべきか、皆さんと検証していきたい。住んで良し、訪ねて良し、行きたい、住みたいの伊那谷を目指したい」としている。

同局は18年設立の地域連携DMO(観光地域づくり法人)。サイクルツーリズムの受け入れ体制強化、インバウンド事業の促進、南信州や木曽の各地域と協力した広域観光にも取り組んでいる。

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