諏訪湖オオバン大幅増 県カモ類生息数調査

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諏訪湖ヨットハーバーで見られたオオバン。写真を撮る観光客の姿も見られた=18日午前7時、諏訪市高島

諏訪湖ヨットハーバーで見られたオオバン。写真を撮る観光客の姿も見られた=18日午前7時、諏訪市高島

県は18日朝、カモ類の生息個体数調査を諏訪湖と流入河川、天竜川で行った。確認した個体は1343羽で、前年同時期に比べて約150羽多かった。カモ類以外では水草ヒシの葉や茎などを食べるというオオバンが2158羽と目立ち、前年に記録した過去最高値(689羽)を大幅に上回った。

オオバンの確認数は2000年ごろまでおおむね1桁台だったが、ヒシの繁茂が目立つようになってから増加傾向を示している。

県鳥獣保護管理員で日本野鳥の会諏訪支部長の林正敏さん=岡谷市=によると、ヒシの繁茂面積が最大になる7月下旬~8月上旬よりいまの方がはるかに多く、「刈り取りが一段落して繁茂状況がまばらになり、餌場を行き来しやすいことが影響しているのではないか」と推察。「数はいまがピーク。ヒシが枯れて沈めば減ってくる」という。

調査後の取材に、林さんは異常繁茂が課題となっているヒシについて、「沈水植物の生育環境を良くするために刈り取りは必要だが、水鳥の餌場として重要な役割を果たしており、一定量は残していく必要がある」と述べた。

諏訪湖の銃猟禁止に伴う個体数変化をみるため毎年3回実施する調査で、県諏訪地方事務所と諏訪市の職員、同保護管理員が参加した。カモ類のうち、カルガモはほぼ平年並みの654羽で、他はヒドリガモ458羽、ホシハジロ89羽、キンクロハジロ59羽などだった。

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