目標「マッハ超え」 ロケットプロジェクト

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今年の活動をスタートさせたSUWA小型ロケットプロジェクト

諏訪5市町村が連携して取り組む「モノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクト」は21日、今年度の小型ロケットプロジェクトのキックオフを岡谷市のテクノプラザおかやで開いた。今年は3年計画で進めてきた2期目のプロジェクトの最終年度。引き続いてロケットの最高速度を「マッハ(音速)超え」とする目標を掲げて、新たなエンジン設計や機体開発を行う。昨年度同様に、諏訪湖での打ち上げを目指す。

プロジェクトマネジャーの中山昇・信州大学工学部准教授(51)が、昨年度の活動内容を報告した。3月20日に諏訪湖で打ち上げた6号機は、初搭載した模擬人工衛星の機体からの放出や落下後の回収に成功。2020年以来2度目となる諏訪湖での打ち上げに、「諏訪湖でロケットの打ち上げ実験が可能であることへの着実な手応えになった」と満足そうに振り返った。

続いて、今年度のプロジェクトの計画を説明。機体の外径はこれまでの100ミリから倍の大きさの200ミリにし、推力を調整するバルブシステムの搭載や新しい分離構造の設計、実験などを行う。構造機構、燃焼の各班が今年度の開発計画を発表した。

宇宙をテーマにした諏訪圏域のまちづくりの取り組みを始めた諏訪圏青年会議所(JC)の「もっとほっこりするまちづくり委員会」とも連携し、関係人口の創出につなげる。同JCや信大ロケットクラブと合同での小型ロケット打ち上げを目指して、運営委員会「SUWAスペースプロジェクト(仮称)」の設置を検討することも報告された。

「昨年度はメンバーの頑張りがあってロケットを打ち上げられた。今年は、音速超えロケットの基礎をつくる年にしたい」と中山准教授。昨年に続いてプロジェクトリーダーを務める高木大和さん(42)=丸眞製作所=は「また改めて、楽しみながら進めたい」と抱負を話した。

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