エプソン初の女性選手 技能五輪時計修理

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技能五輪時計修理職種に出場するセイコーエプソンの女性選手

技能五輪時計修理職種に出場するセイコーエプソンの女性選手

山形県山形市や天童市などで開かれる第54回技能五輪全国大会(21~24日)に、セイコーエプソン(諏訪市)から時計修理職種の部で初めて女性選手が出場する。同職種は過去13人の金メダリストを輩出する同社の”お家芸”。新たな一ページを刻み、活躍に期待が寄せられている。

出場するのは塩尻事業所W(ウオッチ)生産部の平谷朱菜さん(20)=塩尻市=。入社2年目の技術者で社内の適性検査をパスして昨年の10月から訓練をスタートさせた。3週間の訓練で同月下旬に開かれた第28回時計技能競技全国大会(滋賀県大津市)のアナログクオーツ時計のみを扱う第2部門で優勝。周囲を驚かせた。今年1月の技能五輪県予選を通過し全国大会へ初めての出場権を獲得した。

もともと、手先が器用と言う平谷さん。父親の栄一さん(45)も同社の時計設計者で、高級時計、グランドセイコー・スプリングドライブ・クロノグラフを設計。”時計職人”としてのDNA(遺伝子)は父から娘へと受け継いでいる。

また、高校時代のバレーボールの実力を買われ実業団チームにも所属。レフトのアタッカーを務め週5日間練習。時計修理の訓練と”二足のわらじ”を両立させている。

平谷さんは「入賞を目指したい」と抱負を語るが、指導に 当たる周囲は「丸一年の訓練が終わったところで、絶対的な練習量が違う」と厳しい指摘 。一方でバレーボールで培った度胸の良さを評価 。「結果を気にせずに 楽しんでほしい」とエールを送っている。

同社では、技能五輪の時計修理職種に1972年から参加 。途中25年ほど競技が無かった時期もあるが、これまでに41人が出場し13人が金メダルを獲得している 。今年は平谷さんを含め6職種に13人が出場する。

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