「お菓子屋の御柱」 最後の曳行

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菓子店を巡りながら柱を曳行する諏訪市菓子組合の組合員=19日、愛宕神社御柱祭

菓子店を巡りながら柱を曳行する諏訪市菓子組合の組合員=19日、愛宕神社御柱祭

諏訪市菓子組合は19日、同市岡村の地蔵寺境内にある愛宕神社の御柱祭を行った。明治時代から続くが、組合員の減少と高齢化が進み6年後の態勢づくりを心配。組合単独での祭りは最後にする意向とし、にぎやかに曳行した。

愛宕神社は火伏せの神様で、もともとは地元で味噌や酒などを扱う豪商が行っていたが、明治時代に、同じく火を使う菓子組合に引き継がれたとされる。当時の組合員は80店舗ほどといい、現在は当時の4分の1の21店舗で構成している。

この日は組合員や家族、取引先などから約50人が参加し、同市高島の菓子店から出発した。長さ3メートル、直径20センチの一之御柱と、二之御柱を12の菓子店を経由しながら元気に曳行。各店舗でロールケーキやプリンなどの接待も受け、興味深そうに眺める人たちには「お菓子屋の御柱です」と紹介。観光客も飛び入りで参加し綱を持った。

祭りでは御柱用材の根切り(伐採)や木作りなど本番に向けた準備も大変だといい、組合長で愛宕神社御柱祭総代の土橋宏次さん(62)は「御柱祭を長年続けてきただけに縮小しても続けていきたいが、組合員が減少、高齢化している」と事情を説明。

その上で、次回御柱祭について「菓子組合が主体ではない御柱祭を、地蔵寺の檀家と相談していきたい」と話した。毎年6月に行っている例祭は継続する考えという。

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