「やまうら言葉」後世に 方言CDを制作

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方言CDの完成を喜ぶ関係者

方言CDの完成を喜ぶ関係者

茅野市の市民団体「ふるさと文化を語り継ぐ会」(朝倉清会長)は、同市の方言を音声で記録した初のCD「諏訪の方言・やまうら言葉」を制作した。19日、小中学校や図書館向けの15セットを市教育委員会の山田利幸教育長に寄贈した。「方言を通じて地域の豊かな暮らしや人間関係に理解を深めてほしい」と願った。

同市の読書推進に関わる市民有志でつくる「信州茅野の方言カルタを作る会」が昨年4月に「方言カルタ」を刊行したのがきっかけ。方言カルタは小学校の授業や地域の集まりで盛んに活用されているが、文字表現では発音の高低や強弱が十分に伝えられないため、語り継ぐ会が「音声の記録」に取り組んだ。

CDは3枚1セットで、作る会の野澤千穂子代表(74)=塩沢=と唐木チエ子さん(80)=本町=の声で全45の方言カルタを収録した。朝倉会長(74)がパーソナリティーを務めるLCV―FMの番組「キィーベーの日曜散歩道」の方言コーナーに出演した2人の語りをまとめ、方言の意味や背景ある人々の暮らしも紹介されている。

CDは茅野エコツーリズム協議会の補助金を活用して計80セット制作。寄贈以外の約65セットは1セット800円(税込み)で販売する。野澤代表は「CD化が夢だった。方言には当時の生活が織り込まれている。子どもたちに知ってほしい」と語り、山田教育長は「古里を知る貴重な教材になる」と喜んだ。朝倉会長は「地域の文化を大切にすることが地域創生につながる」と話していた。

語り継ぐ会などは11月19日午後1時から、CD完成記念イベント「方言はなぜそこにあるのか」をJR茅野駅前ビル・ベルビア2階で開く。国立国語研究所の大西拓一郎教授と信大の澤木幹栄特任教授の講演を聞き、パネルディスカッションで方言カルタの活用法について考える。

CDの問い合わせは朝倉会長(電話080・6550・2442)へ。

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