千畳敷カール整備検討へ 登山道修繕を視察

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宮田村が維持修繕工事を進めている八丁坂登山道の状況を確認する委員ら

宮田村が維持修繕工事を進めている八丁坂登山道の状況を確認する委員ら

千畳敷カール整備検討へ 登山道修繕現場を視察

中央アルプス駒ケ岳(千畳敷カール)保存管理委員会(委員長・大窪久美子信州大学農学部教授)は20日、カール内の八丁坂で初の現地視察を行った。委員や関係者ら17人が参加し、今年度、宮田村が実施している八丁坂登山道の維持修繕工事現場を視察。進捗(しんちょく)状況や工事の内容を確認した。委員会では視察結果を踏まえ、11月8日に開く次回会合で千畳敷カール一帯の整備について検討。駒ケ根、宮田両市村の教育委員会が2013年3月に策定した「中央アルプス駒ケ岳保存管理計画」に基づき、具体的な管理や活用を計画していく。

保存管理計画は県天然記念物に指定されている中アの保護や整備の指針として策定。適切な保存管理に向けた基本方針をはじめ、人が立ち入ることができる地区を明確にした地区区分や整備、修繕に伴う現状変更の許可基準などを定めている。同委員会は計画に基づき、具体的な管理や整備、活用を検討する組織として今年6月に発足。委員は駒ケ根市の委嘱を受けた有識者や山岳関係団体、国・県の関係者ら20人で構成される。

発足後、初の現地視察では千畳敷と駒ケ岳、中岳、宝剣岳、伊那前岳などを結ぶ八丁坂での登山道維持修繕工事を見学した。村の担当者から工事の方法や進捗状況について話を聞き、丸太階段やふとんかごの状態、安全性、植生への影響などを確認。その後、駒ケ根市の担当者から極楽平一帯の登山道の状況についても説明を受けた。

委員会では視察結果を踏まえ、今後、取り組むべき事業を検討する。大窪委員長は「地元だけではなく、周辺自治体にとっても価値のある自然であり、地域振興につながる貴重な資源。よりよく保存しながらの活用を検討していきたい」と話している。

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