伊那市 若者定住へ集合住宅建設と宅地整備

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「若者・子育て向け集合住宅」の建設予定地=伊那市営住宅若宮団地内

伊那市は今年度、若者定住対策の一環として同市若宮の市営住宅若宮団地内で「若者・子育て向け住宅」の建設に着手するほか、同市西町で宅地整備事業をスタートする。市は「子育て世帯を対象に良好な住環境を提供することで、若者世代の流出を抑制し、定住促進につなげたい」と展望している。

「若者・子育て向け住宅」は現在、順次整備計画が進む若宮団地内に建設。鉄筋コンクリート造り4階建ての集合住宅で、延べ床面積は1417平方メートル。部屋は2LDKの計20戸を設ける。室内は洋室と子ども部屋、リビングダイニングキッチン、トイレ、浴室、洗面所、収納、バルコニーを完備。部屋の壁には上伊那産のカラマツ材を使う。

建物の付属設備は、エレベーターや外階段、物置、駐車場(38台)、駐輪場(20台)、太陽光発電設備など。子育てがしやすいようにベビーカーの使用を考慮したスロープも設ける。

総事業費は8億1000万円。財源は国の社会資本整備総合交付金(交付率2分の1)と公営住宅建設事業債(充当率100%)を充てる。事業は今年度から2年間で実施。今年度は事業計画全体の20%を見込み、市議会6月定例会に関係事業費を計上した補正予算案を提出した。

宅地整備推進事業は住宅用地の確保による人口流出抑制、移住定住促進による人口減少の歯止めが狙い。

市は、これまでに都市計画の全体構想と農業振興整備地域を見直したほか、市都市計画マスタープランでも農業振興地域に「適正な土地利用の誘導地域」を指定し、上下水道整備が済んでいる土地などを対象に宅地整備を行う方針を固めた。

事業指定地区は1.西町城南町(上段)2.荒井上荒井(上伊那広域消防署東側)3.西箕輪(市役所西箕輪支所周辺)4.東春近(春富中学校周辺)5.富県新山6.美篶青島。

今年度は西町城南町を事業地域とし、約3000平方メートル分の土地を購入し、3~6戸分の宅地を整備する予定。事業費は市公有財産管理活用事業特別会計から拠出し、初年度事業費は一般会計から繰り入れる。市議会6月定例会に4515万円を計上した補正予算案を提出した。

市は宅地整備推進事業について「民間力を生かすため、事業計画や進行に際しては、伊那不動産組合など関係団体と協議、検討を行いたい」との意向を示した。

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