使い続ける良さ 下諏訪に椅子張り店

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椅子張り店を開業した北澤さん

椅子張り店を開業した北澤さん

下諏訪町南四王の空き店舗を使い、塩尻市の北澤佳奈子さん(34)が、椅子の生地の張り替えを手掛ける店を始めた。座るを意味する「座」と、交流の広がりを示す「輪」を組み合わせた「Zatowa」が店名。開業から2カ月近くがたち、「町の雰囲気が良く、ものづくりへの地域の理解も深い。依頼してくれる人たちに、自分ができる最高の座り心地を提供したい」と張り切る。

破れたり、汚れた椅子の座面や背もたれの生地を張り替え、へたったクッション材を交換するのが仕事。ソファやダイニングチェアなど、張り替えができる椅子類は全て扱う。注文に応じて布や革、ビニールレザーなどさまざまな生地を使い、椅子のタイプや用途に応じた助言もする。

団塊世代の夫婦が「結婚当時に買った椅子を使い続けたいので」、若い女性が「古くなった生地をおしゃれにしたい」と椅子を持ち込むなど、「予想以上に多くの人から依頼をもらっている」。引き渡す際に、「感動してもらえるのが一番うれしい」という。

関西の大学を卒業後、劇団で大道具や舞台監督を経験。京都の専門学校に通い、張り替え技術を学んだ。「古い椅子には使う人の歴史や思い出が詰まっているはず。手を入れれば、ずっと使っていけることを伝えていきたい」と話している。

不定休。問い合わせは同店(電話0266・75・5475)へ。

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