小丸山古墳に関心を 諏訪市が出土品保存へCF

LINEで送る
Pocket

諏訪市豊田有賀にあった「小丸山古墳」の出土品を将来に残すため、同市は保存処理費用をインターネットを通じて募るクラウドファンディング(CF)を実施している。同市で過去に実施したCFの反響が良かったため、全国的に同古墳や出土品を知ってもらうことも合わせて計画。古墳時代の貴重な文化財を次世代に残していくため、多くの協力を呼び掛けている。

小丸山古墳は、約1400年前に現在の中央道上り線の高速バス停留所「有賀」付近にあった。1919年、有賀の平林八幡講の人々によって発見され、これまでに武具や馬具、装飾品など約1000点が出土した。「銀象嵌」と呼ばれる、金属の表面を彫り込み、銀を埋め込んだ貴重な装飾品もある。出土品の一部は市の有形文化財に指定されている。

発見後、何度か市が発掘調査を行っていたが、中央道の開通に当たり、73年に県による大規模な発掘調査が入った。

発掘された出土品は県が管理していたが、2015年に市に移管、寄贈され、17年から毎年さび取りや防腐剤の塗布を市が行っている。今年度は太刀5本を修復予定。来年度も他の太刀の修復作業を続ける予定でいる。

目標金額は、今年度分の処理費用全体(約190万円)の半分ほどになる100万円。市教育委員会生涯学習課文化財係の阪口賢さんは「CFを機に小丸山古墳に関心を持ってもらえれば」と期待を寄せている。

募集期間は6月1日~8月29日。申し込み方法は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」か、市教委文化財係(市公民館1階)で受け付けている。市外在住の人には、諏訪湖畔の宿泊施設の利用代金が割り引かれるクーポンなどが贈られる。

問い合わせは同係(電話0266・52・4141、内線582)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP