諏訪の八立神社で「御柱休めの儀」

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神事を終え、「普通の木」に戻った柱を囲む諏訪大社関係者や中金子区民たち

諏訪市中洲中金子の八立神社で19日、前回2016年の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)で建てた御柱を、御神木から普通の木に戻す「御柱休めの儀」があった。諏訪大社関係者や中金子区民、当時曳行に携わった氏子ら約80人が集まり、大役を終えた御柱の姿を見届けて6年間の労をねぎらった。

本宮と前宮の前回の柱を横たえる「御柱休め」をはじめ、同神社の氏子が438年間にわたって奉仕する「古御柱祭」を締めくくる神事。境内には、4月の御柱休めで曳き着けた本宮の4本が安置されていた。

諏訪大社の北島和孝宮司や本宮の柱を授かった16年の抽籤総代、区役員らが列を作って境内へ。雅楽が鳴り響く中で厳かに神事を行い、普通の木に戻した。中金子区と古御柱祭祭典委員会によると、境内の古御柱は26日までに搬出され、本宮一は諏訪市豊田の三輪神社、本宮二は諏訪市の姉妹都市・長崎県壱岐市、本宮三は富士見町境、本宮四は原村柳沢にそれぞれ渡るという。

16年の御柱で本宮二を曳行した中洲・湖南地区。抽籤総代だった伊藤均史さん(75)=諏訪市=も参列し、「やっと壱岐に送れることが決まり、役目が終わったなという思い。違う場所で違う役目を果たしてもらえたら」と願った。市によると、壱岐市御柱祭は7月17日にあり、恒例の海曳き、里曳きは行わず、公園内に建立する予定という。

中金子区は今回、コロナ禍で祭事に奉仕する人数を制限する一方、学習会を開いて先人の努力に理解を深め、古御柱祭の伝統を継承した。山田通寛区長(51)は「長い歴史と氏子の思いが詰まった御柱を無事にお休めできてよかった」と語り、区民の協力に感謝した。祭典委員会の岩波正幸委員長(72)は「古来の伝統をこれからも引き継いでいってほしい」と願った。

前宮の古御柱4本は、慣例に従って茅野市安国寺など地元4地区に渡っている。

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