2016年10月23日付

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プロ野球にさほど関心が高くない身ながら、日本シリーズはセパ両リーグともにペナントレースを制した広島、日本ハムの対戦となり、ほっとしている。リーグ2、3位チームに日本シリーズ進出のチャンスを与えるクライマックスシリーズ(CS)に違和感を覚えるからだ▼「もし広島がCSで負けていたら相当ショック。25年ぶりに、しかも独走でリーグを制覇したのに、何のためのシーズンだったのかと感じたと思う」。熱烈な広島ファンの同僚の言である▼野球は投手や打線の出来など、「この試合」に勝つか負けるかは分からない要素が強いスポーツといえる。だからこそ、100試合を超すリーグの優勝チーム同士が日本一の座を争うことに価値があると思っている▼一方でCSは、過去にリーグ3位のロッテが日本一になったり、2位の阪神が1位の巨人に4連勝して日本シリーズに進出したりと、短期決戦ならではのドラマを生み、プロ野球への注目を集める効果も大きい。野球に詳しい同僚の一人からは、日本シリーズ出場を懸ける形でなく、独立した大会に見直す必要性を指摘する意見が聞かれる▼何事にしろ、制度やルールは不可欠。ただ、それが誰しも納得できるものかは難しい。日本一の行方に作用するCSのように、物事の根幹に関わるならなおのこと。より良い制度、ルールをつくるには議論を尽くすことが求められると感じる。

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