中央道諏訪南―諏訪IC 2橋の床版更新

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高速道路の大規模更新・修繕工事が進む中央道小早川橋下り線=茅野市宮川

高速道路の大規模更新・修繕工事が進む中央道小早川橋下り線=茅野市宮川

中日本高速道路(NEXCO中日本)は22日、中央道諏訪南インターチェンジ(IC)-諏訪IC間下り線の茅野市宮川地籍で進めている小早川橋と弓振川橋の床版取り換え工事の現場を報道関係者に公開した。老朽化した床版を耐久性の高いものに更新する工事で、上下線各2車線をそれぞれ1車線に減らし、上り線に集約する「昼夜連続対面通行規制」が行われている。11月30日まで。

工事は、2015年度から15年計画で進める高速道路リニューアルプロジェクト(大規模更新・修繕事業)の一環。高速道路約2000キロを管理する中日本では、開通から50年以上経過した名神高速をはじめ、30年以上経った道路が約6割を占める。プロジェクトは1兆円規模の事業費を投じ、管内の道路を最新技術で更新・修繕し長寿命化を図る計画だ。

今回施工する小早川橋と弓振川橋は、ともに1981(昭和56)年の開通から35年を経過。凍結防止剤の使用や大型車両の増加で、路面を支える床版の鉄筋が腐食し、さびが膨張。コンクリートのひび割れやはく落、漏水が発生していた。上り線は2001(平成13)年に大規模補修工事が実施されている。

工事では、小早川橋は132メートル、弓振川橋は39・2メートルの床版を更新する。工期短縮を図るため、施工業者のIHIインフラ建設滋賀工場(滋賀県東近江市)であらかじめ幅約2メートル、長さ約10メートル、重さ13~15トンの床版を製作。220トンの大型クレーンを使って、1日7枚程度の床版の撤去と仮設を行っている。

床版の鉄筋には腐食防止のエポキシ塗装が施されたほか、舗装と床版の間には水や凍結防止剤の浸透を遮断する防水層を新設する。桁の補強も行う。適正に管理すれば百年の長寿命化が実現するという。事業費は約15億円。

工事に伴う規制区間は下り線が6キロ、上り線が4キロ。このうち対面通行規制区間は2キロに及ぶ。上下線の交通量は1日約3万台という。中日本は、誘導看板で安全確保を図っているほか、24時間監視で渋滞情報を発信している。「ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします」と呼び掛けている。

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