西春近南小遺跡 児童が発掘調査見学

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西春近南小学校遺跡で発見された古墳時代の住居址を見学する児童たち

伊那市西春近南小学校5、6年生43人は27日、近くで発掘調査が進められている西春近南小学校遺跡を見学した。学芸員の濵慎一さんの案内で古墳時代や奈良・平安時代の住居址、土器などを見て、古代の人々の暮らしに思いをはせた。

市教育委員会は同校を含む同遺跡の中で、5月10日から住居建設に伴う事前発掘調査として同校南東側の一部を調べている。古墳時代の住居址2軒、奈良・平安時代の住居址2軒と高床倉庫1軒が発見され、多数の土坑や土器も出ている。当時の生活を考える上で重要な遺跡を地元の子どもたちに見学してもらおうと今回、見学会を行った。

濵さんは「伊那市は古墳の数が上伊那で最も多いが、古墳時代の住居址はこれまで3遺跡で3軒しか見つかっておらず、古墳時代の人々の生活が分かっていなかった」と説明。2019年度に行った同校遺跡での調査を含めて新たに3軒の住居址が発見されたとし、「古墳時代の謎を解くカギになる」と発掘調査の意義を語った。
 
奈良時代の住居址にあるかまどの跡や高床倉庫の柱跡、遺跡から出てきた土器なども紹介。児童の質問を受け、時代に伴う土器の形態の変化なども教えた。

6年生の児童は「ものすごく昔の時代のことが今になって分かり、すごい。この時代のものも、数百年後に見つかるのかなと思った」と話した。

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