曳行遅れ改善方針示す 御柱祭の情報共有会議

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諏訪地方観光連盟御柱祭観光情報センターは28日、諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)の情報共有会議を諏訪市役所で開き、今回の大祭の反省点を出し合った。上社関係では責任の明確化や自主警備を、下社関係では暴力団排除決議の徹底や現実的な曳行計画作成などを促す意見が警察側からあり、諏訪大社大総代でつくる御柱祭下社三地区連絡会議は曳行以外の準備作業を考慮した時間設定を検討する意向を示した。

行政や警察、消防、諏訪大社、鉄道、バス事業者などから約40人が出席。上社関係では茅野署から、各作業の責任者の指定と指揮系統や安全衛生管理体制を確立してほしいと要望があった。また「警察・消防は警備要員ではない」とし、主催者が警備員を配置する自主警備を求めた。

里曳きで時間の遅れがあった下社関係では、「計画自体が現実的なものではなかった」とする諏訪署に対し、三地区連絡会議が「曳行は時間通りだが、その間をつなぐ準備時間の設定が漏れていた」と改善の方針を示した。他方で、御柱の曳行順を変更する改善策は「曳行担当地区の調整も必要であり、容易ではない」と述べた。

諏訪広域消防本部は「下社里曳きでは町実行委員会、警察、消防団と合同で警備本部に詰めて情報を集約できた」とし、上社への展開を期待した。諏訪市は本宮周辺の路上駐車、茅野市は前宮周辺の駐車場の限界を課題に挙げた。バス運行会社は「観光客が非常に少なく、期待外れとなった」と嘆いた。

今回は新型コロナウイルスに対応して、山出しをトレーラー運搬、里曳きを人力曳行とした。情報センターのまとめだと、山出しと里曳きを合わせた人出は17万4000人。前回2016年の186万人の9.4%だった。

諏訪大社大総代でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会は「各地区の役員、氏子の協力で御柱由来のクラスター発生を見ていない。感謝したい」と語った。諏訪大社職員は「次回は平成28年のことを思い出してやっていく御柱になると思う。令和10年を迎えるに当たり関係各所の皆さまのご協力をよろしくお願いします」と語り掛けた。

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