声援「追い風」に力走 諏訪湖マラソン

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深まりゆく秋を感じながら、約5キロ先のゴールを目指すランナー=岡谷市湊

深まりゆく秋を感じながら、約5キロ先のゴールを目指すランナー=岡谷市湊

秋色の湖畔を市民ランナー8000人が駆けた。23日に開かれた第28回諏訪湖マラソン大会。それぞれの目標を持った参加者が木々の葉が色づく湖周をぐるり。沿道の声援を「追い風」に、日本陸連公認のハーフコースに臨んだ。

朝の諏訪湖ヨットハーバーは肌寒く、強めの風が吹く。「体を大切に走りたい」。下諏訪町の小学校で英語を教えるヒュアン・ブレンダンさん(29)は3回目の挑戦へ膝をケアするテープを張って意欲十分。ランナーは県警音楽隊や、「ちびっ子警察隊」に任命されている諏訪市四賀保育園児らを先導役にスタート地点に。青空の下、午前10時に号砲で飛び出した。

レースが始まっても風は強いまま。10回ほど参加する南箕輪村の県職員友野優子さん(60)はゴール後、「風が一番大変だった」。記録が伸びず残念がったが、「走れるうちは出場したい」と前向きだった。

平たんなコースは全国のランナーから人気だ。初参加した東京都府中市の自営業尾曽越俊邦さん(67)はランニング仲間と諏訪湖畔で練習することがあるという。「大会に出ると気持ちが盛り上がる。楽しかった」。

平成の時代と共に歴史を刻む大会はスポーツを通した交流の場でもある。大町北小学校長の徳原嗣久さん(59)は諏訪市中洲小の元校長。当時の同僚5人ほどで出場した。「年1回は大会で集まれる。気持ちよく走れました」と満足そう。

今年の御柱祭にちなみ「前宮一」と書かれたTシャツを着たり、県PRキャラクター「アルクマ」のかぶりものをしたりと衣装もさまざま。NHK大河ドラマ「真田丸」にちなんで真田家家紋の六文銭をあしらった厚紙のかぶとをかぶった下諏訪北小教員の宮尾亘さん(29)は「真田丸の力を借り、諦めずに走りました」と振り返った。

給水や受け付けなどボランティア1000人余が大会をサポート。信州豊南短大(辰野町)1年の山崎秀紀さん(19)=松本市=と藤田僚さん(18)=箕輪町=は「受け付けで『ありがとう』と言ってもらえてうれしかった。機会があればまたボランティアで参加したい」と話した。

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