島木赤彦文学賞 鮫島さんと千村さん

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下諏訪町と島木赤彦研究会が主催する「第24回島木赤彦文学賞」の受賞作品が、鮫島満さん(80)=東京都八王子市=の「近現代短歌語誌」と、千村公子さん(87)=松本市=の歌集「ふるさと開田」に決まった。同時に審査を行った「第22回島木赤彦文学新人賞」には王生令子さん(61)=北九州市=の歌集「夕暮れの瞼」を選出。授賞式は9月3日に同町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で開かれる。

諏訪地方にゆかりの深いアララギ派歌人・島木赤彦の精神を受け継ぐ優れた作品に贈る文学賞。昨年出版、発表された歌集や研究書、評論書などを対象とし、同研究会の会員らが推薦した作品の中から1次、2次選考を行い、6月11日の役員5人による最終選考で各賞が決定。6月27日に書面などで発表した。

鮫島さんは短歌結社「月虹」に所属し、「近現代短歌語誌」では、明治以降に作られた短歌の中にある辞書に載っていない言葉や作者の造語などを取り上げて解説している。短歌結社「新アララギ」と「ヒムロ」の千村さんは、自身2冊目の歌集で受賞。王生さんは短歌結社「塔」に所属している。

同研究会の下平武治会長(73)は「赤彦の短歌のように、現実を素直に思ったまま表現している作品を選んだ」とし、「近年は文学賞を1作品としていたが、今回はどちらも素晴らしかったので2作品を選んだ」と話した。

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