焼き物の色に焦点 サンリツ服部美術館

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諏訪市のサンリツ服部美術館は、金属や鉱物を含む上薬や顔料などによって生み出される焼き物の色に焦点を当てた展覧会「やきもの色事典」を24日から始める。7~20世紀に中国や朝鮮、日本やヨーロッパで作られた茶わん、つぼ、鉢や皿などを、緑、白、青、赤、黒の5色に分けて展示する。来年2月5日まで。

焼き物の色から当時の制作過程を知ることができる。中国・定窯の白磁は、周辺で採掘された石炭を燃料に使い、象牙のような色合いが特徴。中国の元時代に登場した磁器「青花」は、イスラム圏からもたらされたコバルトの顔料を使い、滑らかな磁器の白い肌に藍色が映える美しい焼き物として知られる。

朝鮮王朝時代(16世紀)に制作された「粉吹茶碗 銘 広沢」は、黒土に白い上薬をかけて焼いたもので、粉を吹いたような趣がある。

同館では「焼き物の色を通して、作られた背景や歴史、文化の交流の様子も見えてくる。焼き物の色彩を楽しんでほしい」と話している。

午前9時30分~午後4時30分。祝日を除く月曜休館(ただし今月24日は開館)。また、12月19日~1月2日は年末年始休館となる。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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