横須賀大津諏訪神社で御柱祭 諏訪の氏子協力

LINEで送る
Pocket

諏訪市上諏訪の氏子が協力して勇壮に繰り広げた大津諏訪神社の建て御柱

諏訪大社の分社、神奈川県横須賀市の大津諏訪神社で3日、御柱祭が行われた。2024年の創建1200年の機運を盛り上げようと、夏越しの大祓に合わせて企画。諏訪市上諏訪の氏子約20人が協力し、諏訪大社から譲り受けた秋宮四の古御柱1本を神社境内に無事建立し、氏子の安全と地域の繁栄を願った。

茅野市宮川坂室出身で酒販店経営の河西勝一さん(75)=横須賀市=が、旧友の故田村春夫さん=茅野市宮川新井=に協力を依頼したのが始まりで、10年前のプレイベントとして14(平成26)年に初めて行われた。境内に建立するのは今回で2回目。

大津諏訪神社は祭神の建御名方神(男神)に加え、24年に諏訪大社から八坂刀売神(妃神)の分霊を受けることから、神賑行事として秋宮四の建て御柱を行った。同神社関係者は5月、諏訪大社御柱祭の里曳きを見学。河西さんは御柱祭を通じて親交がある横山真さん(50)=諏訪市高島=に相談したことから、下社側の上諏訪の氏子が奉仕することになった。

建て御柱は午前10時30分から始まり、諏訪市木遣保存会の上諏訪地区を担当する伊藤房吉さん、樋口やよいさんら木やり師5人の声が響く中、御柱をクレーンで垂直にした。富士見町出身の樋口達さん(90)=横須賀市=が「心を一つにお願いだ」と木やりを披露すると、上諏訪地区の氏子たちが威勢の良い掛け声で盛り上げていた。

創建1200年を迎える24年は本殿の大改修のほか、御柱2本の曳行と建て御柱を行う計画。同神社の岩城純隆宮司(56)は「御柱は自然と人の輪ができ、大きな力が出るお祭り。これからも研さんし、勉強していきたい」とあいさつ。御鎮座千二百年奉祝記念事業奉賛会の岩﨑昭会長(60)は「横須賀には御柱の習慣がないが、少しずつ変えていけたら」、河西さんは「古里を思う気持ちは変わらない。横須賀の地に御柱が根付いてほしい」と願った。

横山さんは「大きなご縁をいただいた。2年後にご縁をつなぎ、ご協力させていただければ」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP