連携大学院協定 こころの医療センターと信大

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協定書に調印し、握手する樋掛院長(左)と濱田学長=信大松本キャンパス

協定書に調印し、握手する樋掛院長(左)と濱田学長=信大松本キャンパス

県立病院機構こころの医療センター駒ケ根と信州大学(松本市)は25日、連携大学院教育に関する協定を締結した。来年4月に連携大学院を同病院に設置して精神医学分野の教育・研究活動で連携することで、県内の精神医療の水準向上を図り、高度な専門性を備えた人材を確保、育成する狙いだ。県内の大学に連携大学院が設置されるのは初めて。

信大松本キャンパスで調印式が行われ、濱田州博学長と同病院の樋掛忠彦院長が協定書を交わした。濱田学長は「大学院教育を一層充実させることが出来る」と期待し、樋掛院長は「信大と専門医療の実績がある病院が結びつくことになった」と述べた。

同病院や信大によると、連携大学院の設置により、同病院の医師として臨床に従事しながら信大大学院博士課程に在籍し、病院での研究活動によって医学博士の学位を取得できる。同病院の医師が指導教員として研究に関わることで、病院機能の向上も期待できるという。

同病院は2007年、全面改築を実施。機能も充実し、各分野で多くのデータを蓄積するなど実績を積み重ねてきた。この医療資源を生かし、県内医学や医療従事者の臨床研修、研究体制を充実させるため、18年度に「精神科研修・研究センター」の開設を予定している。

連携大学院設置はこうした取り組みの一環で、県立機構側が信大に提案し、両者が設置に向け準備を進めてきた。人材の育成とともに、蓄積された臨床データを生かしながら▽認知症、老年精神医学▽児童・思春期・青年期精神医学、発達障がい▽統合失調症・うつ病・依存症分野の研究を進める。

会見で、信大側は「募集(採用)人員は今のところ1人だが、今後も希望者が出てくるのではないか」とした。連携大学院設置について、県立病院機構本部の久保惠嗣理事長は「県立こども病院(安曇野市)でも協定を結びたい」との意向を示した。

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