地域の移動一体型サービス 富士見で社会実験

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集落内や居場所内での移動に活用していく小型モビリティーに試乗する研修会参加者=富士見高原リゾート「八峯苑鹿の湯」

富士見高原リゾートや合同会社つくえラボなど、富士見町の4団体でつくる「ふじみMaaS協議会」は、高齢者などの居場所と移動手段の一体型サービスに向けた社会実験に取り組む。ICT技術や空き車両、小型モビリティーを活用し、自宅から身近な居場所、居場所から非日常体験ができる観光地などへ気軽に行ける仕組みを構築。町内の機関・団体と「行きたくなる居場所」づくりを進め、社会参加や外出の促進でだれもが生き生きと輝く中山間地域を目指す。

「誰もが行き活き!里山モビリティ&アクティビティ革命」と銘打った事業で、休眠預金を財源とする県みらい基金などの支援事業に採択された。19日は同リゾート「八峯苑鹿の湯」でキックオフ研修会を開催。町役場や社会福祉協議会、商工会などの関係者を含め約40人が参加した。

身近な居場所への「集落内移動」、身近な居場所から役場や病院、食料品店、商店街などへの「拠点間移動」、居場所や観光地内での「拠点内移動」のサービスを構築。集落内では近距離移動を支える小型モビリティーを活用。道路の側溝に近づくと自動的に停止したり、GPSで位置を把握したりできる安全・見守り機能を備えて社会実験を展開する。

「非日常の居場所」になる観光地では、同リゾートが築いてきたユニバーサルツーリズムのノウハウや小型モビリティーを活用。空き車両などを効率的に運用し、日常の居場所と非日常の居場所をつなぐ。町内高齢者への聞き取り調査を基に評価、改善・改良を繰り返していく。

協力団体の関係者は研修会で、折り畳み可能な電動車いすなどに試乗し、「小回りが利く」「車に積めていい」と感想を話した。事業期間は3年。同リゾートの和田正生社長は「居場所と移動手段の一体型サービスにより、自主的な社会参加、楽しみや生きがいづくりにつなげたい。元気な中山間地域域のモデルをこの3年間でつくりたい」と意欲を示した。

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