県知事選 諏訪地域で支持訴え

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任期満了に伴う知事選は7日の投開票日に向け、終盤を迎えている。各候補は県内各地を遊説し政策を主張。新型コロナウイルス対策や物価高対策のほか、諏訪地域では精密加工などの産業振興や諏訪湖の浄化などの地域課題にも触れて、支持を訴えている。

■金井陣営 「あったか県政」への転換を

新人の金井忠一氏(72)は7月29日、諏訪地方6市町村を遊説し、街頭演説や個人演説会、屋外集会を繰り広げた。真夏の強い日差しが照り付ける中、新型コロナや物価高対策、学校給食費の無償化などを一貫して熱を込めて訴えた。8月3日にも岡谷市内で街頭演説を行った。

29日は富士見町のJA信州諏訪あぐりモールふじみ、茅野市のオギノ茅野ショッピングセンター、諏訪市文出の宮川橋付近、岡谷市の信濃鳥獣園前で街頭演説を行った。原村の柳沢公民館では個人演説会、下諏訪町の矢木町会館前では屋外集会を実施。演説後は聴衆に駆け寄ってグータッチを交わし、支持を訴えた。

新型コロナのPCR検査の拡充、保健所の態勢強化、医療機関や事業者への支援に加えて、物価高対策を訴えた。物価高には減税が必要とし、国に訴えると強調。「冷たい官僚県政」と批判する現県政から、子どもや高齢者、障がい者、生活保護受給者、生活困窮者らに寄り添う「あったか県政」への転換を主張した。前回選では「リニアよりクーラー」を訴えて学校へのエアコン整備を後押ししたが、今回は学校給食費の無償化を訴えている。

原村の個人演説会では、農家の長男として生まれ、市役所に勤めた経歴などを紹介。「『弱っている人がいたらやってやれよ(助けてやれよ)』が母の言葉。寄り添うのは自分の人生そのもの」と県民に寄り添う姿勢を示した。

取材には「諏訪は精密機械などが盛んで、コロナや物価高は経済にもうんと響くと思う。早く収束できる方向を考えたい」と話した。

■阿部陣営 豊かな環境を将来世代に

「目の前のことを全力でやるしかない」。2、3の両日に諏訪地域に入った現職の阿部守一氏(61)は、街頭演説の合間に県庁とオンラインでつなぎ新型コロナウイルス感染「第7波」に対応。「きょうが何日だか分からない」とコロナ対策の公務と選挙活動の両立に疲労をにじませながらも、有権者に自らの政策を訴えた。

2日夕方、岡谷市の笠原書店本店前駐車場に到着。「皆さんの確かな暮らしを守り抜く。まずは災害に強い県をつくらなければならない」とした上で、「岡谷でも残念な災害が何度も起きている。諏訪の皆さんと協力し、逃げ遅れのない災害対応を行いたい」と強調した。

この日は諏訪地域に泊まり、3日は早朝からの公務を終えてから、富士見町や原村、茅野市へ。有権者にグータッチを求められると、感染拡大に配慮し互いの肘を合わせて応えた。原村のAコープ原村店前では「原村には多くの人が移住してきている。美しい景観や自然環境に心引かれている人がたくさんいる。豊かな環境を将来世代に引き継ぎたい」と力強く述べた。支持者から地元産の採れたてセロリが手渡されると、笑顔がこぼれた。

諏訪市の有賀公民館前では諏訪湖環境研究センター(仮称)の開設計画に触れ「泳ぎたくなる諏訪湖、シジミの捕れる諏訪湖を目指したい」。応援に駆け付けた同市の金子ゆかり市長からは諏訪湖スマートインターチェンジや国道20号バイパス、農業振興などへの期待も寄せられ、最後は御柱祭の「ヨイサ」で締めくくった。

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