藝大と市民30周年 伊澤修二記念音楽祭

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澤和樹・東京藝術大学学長の指揮で「伊那市の歌」を歌う市民ら

澤和樹・東京藝術大学学長の指揮で「伊那市の歌」を歌う市民ら

伊那市高遠町出身で、東京音楽学校(現東京藝術大学)の初代校長を務めた伊澤修二(1851~1917年)を顕彰する「第30回伊澤修二記念音楽祭」(実行委員会、市、市教育委員会主催)は29日、県伊那文化会館などで開いた。澤和樹学長の指揮、迫昭嘉音楽学部長のピアノ演奏、同大の学生オーケストラと市民との共演など多彩なプログラムを繰り広げ、30年の節目を飾った。

音楽祭は1987年に同大創立100周年記念事業として旧高遠町で始まった。2006年3月の伊那市との合併後は市が引き継ぐ形で毎年開催している。

高遠中学校体育館で開かれた第1部は地元の小中学生や高校生が出演。高遠北小5年生12人はスロバキアの民話を基にした音楽劇「森は生きている」を上演した。高遠の豊かな自然にも通じるメッセージ性があり、児童たちも読み聞かせで聞いたことがあるという物語。主役の女の子を演じた秋山侑生さん(11)は「大きな声ではっきりせりふを言ったり、歌えた」と満足そうだった。

県伊那文化会館で開いた第2部は澤学長の指揮でショスタコービッチ作曲の「祝典序曲」で幕を開け、続いて「伊那市の歌」を全員で合唱した。同会館付属ジュニア・オーケストラはマスカーニ作曲の「オレンジの花は香り」を演奏。市内中学生による合唱団は「大地讃頌」を壮大に歌い上げた。最後は「伊澤先生を想定して選曲した」(澤学長)というベートーベン作曲の「英雄」で締めくくった。

澤学長はあいさつで「音楽祭が40回、50回と充実していくことを願っている」と期待を寄せた。

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