スマホの適正利用考える 下諏訪でフォーラム

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県青少年インターネット適正利用推進協議会(中條智子会長)は29日、同推進フォーラムを下諏訪町の下諏訪総合文化センターで開いた。地域の青少年健全育成関係者ら約200人が参加。講演やパネル討議などを通して、子どもたちがスマートフォンやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などと適切に付き合える力を育てるために必要な社会のあり方などを考えた。

青少年のネット問題などを研究している竹内和雄兵庫県立大学准教授は基調講演の中で、「ネットを利用したサービスに関しては、大人より子どもの方が知っていることが多い」と指摘。子どもたち自身の取り組みとして、「スマホは夜9時まで」「勉強する環境に置かない」「送信前に立ち止まる」という兵庫県の高校生徒会が掲げた「受験生のためのスマホ三か条」などを紹介した。

パネル討議には、中学生にスマートフォンの正しい利用を指導するボランティア活動「高校生スマホキャラバン」に取り組む駒ケ根工業高校コマレンジャー同好会から、会長の川上大空君(2年)もパネリストとして参加。進行役の竹内准教授は「よくわかっていない大人が一方的に子どもに指導するより、高校生が使っている立場から中学生に教えるのは素晴らしい取り組み」と評価され、川上君も「中学生に教えることで自分も学んだ。ネットと子どもは切り離せない。どう付き合っていくか、より良いスマホキャラバンにしたい」と応えていた。

他のパネリストからも「ITはますます当たり前になっていく。大人と子どもがよりよりコミュニケーションを取っていくことが大切」といった意見があり、竹内准教授は「大切なのは心。スマホを取り巻く問題も心の問題」とまとめていた。

フォーラムを開いた同協議会は昨年10月に行政や携帯電話会社、青少年関係団体など19団体の官民連携で発足。フォーラムは、子どもたちがネットを安心安全に利用するために何が必要か、社会全体で考えるきっかけにしてもらうことが狙いで、今年2月に初めて長野市で開いたのに続き、今回が2回目となる。

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