国勢調査確定値 全市町村で人口減

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県が10月31日発表した2015年10月実施の国勢調査確定値に基づく基本集計で、諏訪地方の人口は10年の前回調査と比べて3・1%(6400人)減の19万8475人で、20万人を割った。前回は原村のみ増加していたが、全6市町村の人口が減った。諏訪地域の高齢化率は4・1ポイント増の30・9%だった。各自治体は人口減少抑制へ移住定住の推進や子育て支援策の充実など地方創生総合戦略に盛った事業に取り組む考えだ。

6市町村で減少率が最も大きく、高齢化率が最大だった下諏訪町。町総務課は「人口減少、少子高齢化は町の大きな課題だと改めて受け止めている。総合戦略に盛り込んだ事業を着実に実行して活力あるまちづくりを進める」とする。一方で人口減少の傾向はしばらく続くと見通し、「今住んでいる住民が暮らしやすく、満足できるまちづくりに並行して取り組みたい」とする。

原村は人口減少に転じたものの、7人の微減にとどまった。「他に先駆けて移住促進に取り組み、多くの人が移住してくれるようになったことが人口減に歯止めをかけている。しかし他市町村も移住対策に力を入れ始めており、事業の進展強化を図る必要がある」(総務課)と気を引き締める。

岡谷市と諏訪市は15年10月1日の国勢調査時点では5万人台を維持していたが、今年10月1日現在ではともに5万人を割っている。岡谷市企画政策部は「人口ビジョンに掲げた2060年の将来展望人口4万人維持に向けて総合戦略を確実に推進し、目標達成を目指したい」と話している。

県内の総人口は209万8804人と10年の前回調査に比べて2・5%減少した。全国16位の人口で増加率は28位。人口減少は2005年の前々回調査から3回続いている。市町村別で人口が増えたのは南箕輪村、御代田町、松本市のみ。総人口に占める65歳以上の老年人口の割合が30・1%となり、1920年の調査以来初めて30%を超えた。

市町村別では長野市が37万7598人で最も多く、諏訪地方では茅野市が5万5912人で10位。最も少ないのは平谷村の484人。

人口減少率5%以上の市町村が44あり、前回より13ポイント増の57・2%を占める。

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