2016年11月02日付

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人口減少社会の到来を示す数値が明らかになった。総務省が発表した2015年10月実施の国勢調査の確定値によると、諏訪地域の人口は19万8475人。前回比3・1%減少し、20万人の大台を割り込んだ▼県の毎月人口異動調査ではすでに20万人を切っていたものの、国勢調査結果で数値が確定すると、改めて衝撃を受けた。だが、人口減少は諏訪地方だけの問題ではない。県の総人口も前回調査と比べて2・5%減の209万8804人になった▼これまでは人口増加傾向を示していた原村でも7人減少した。それだけに、人口減少社会の中でどう暮らしていくのかを真剣に議論する時期が到来した、と考えるべきではないだろうか。人口全体に占める高齢者の割合を示す高齢化率は3割を超えた。県全体では30・1%。諏訪地方は30・9%である▼この30年間ほどで少子化も加速し、各地の保育園数は統廃合や廃園によって大きく減少した。人口減少率が6%と諏訪地方で最も高い下諏訪町の保育園数は、昭和の終わりの8園から現在は3園になった。一方で高齢化率は35・9%に達している▼同町は15日に町長選が告示される。今春の諏訪大社御柱祭の時は、人波で埋まった国道20号沿いは、今は閑散としている。少子高齢化の課題にどう立ち向かって行政の舵取りをするのか。立候補予定者が、どんな施策を公約に打ち出すのか。大いに注目したい。

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