70年の歴史に幕 県伊那技術専門校が閉校式

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太田寛副知事に校旗を変換する半田直道校長(右)

太田寛副知事に校旗を変換する半田直道校長(右)

県は5日、県伊那技術専門校の閉校式を南箕輪村の同校で開いた。伊那職業補導所として1946年に開設して以来、約6700人が修了、地域産業を担う人材を育成してきたが、4月に県南信工科短期大学校が開校するのに伴い閉校する。伊那技専が担った地域の職業訓練の役割は同短期大学校に発展的に引き継がれ、70年にわたる歴史に幕を閉じることになった。

伊那技専は職業能力開発促進法に基づいて設置された施設。78年に現校名になり、82年に現在地に移転新築された。当初は建築科単科で発足し、地元の要望や時代の変化に対応して訓練科目を見直してきた。2102年から2年制のメカトロニクス科と情報システム科、6カ月の機械科となっていた。

閉校式では半田直道校長が「本校から実社会に巣立った修了生は6700人を超え、上伊那地域を中心に産業経済を支える一員として立派に活躍されている。70年の歴史に幕を閉じることは寂しいが、地域の職業訓練の使命は南信工科短大に受け継がれ、発展し続けると確信している」と式辞を述べた。

続いて、太田寛副知事が阿部守一知事のメッセージを代読。伊那技専が地域住民の職業能力の向上と産業の発展に果たした役割に触れた上で、「素晴らしい歴史と伝統を継承し南信工科短大が産業人材育成の核として大きく発展するよう全力で取り組んでいく」とした。

最後に修了生の代表2人が校旗を収納、半田校長から太田副知事に返還された。同日は最後の修了式も行い、メカトロニクス科7人、情報システム科4人の計11人に修了証が授与された。

同短期大学校は上田市にある県工科短期大学校に次ぐ県内2番目の県立の工業系短期大学校で、伊那技専を改修、一部新築する形で開設する。2年制で、機械・生産技術科と電気・制御技術科の2学科を設置し、定員は各20人。4月11日に入学式を行う。これまでに推薦入試と一般入試の前・中期が行われ、現時点で37人が入学を予定している。

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