2016年11月03日付

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「孫は特にかわいい」とこれまで、幾多の祖父・祖母デビューした人たちから聞いてきた。一体どれほどかわいいのだろうかと思っていたが、いざわが手に抱いてみると「別格に」かわいい。このかわいさは「老け込まない」の固い信念をも打ち砕き、途端に「じいちゃん」「ばあちゃん」にしてしまう威力がある。なかなかに手ごわい▼思い返せば、20数年前にわが子を抱いた時も、同等かそれ以上に感動したはず。それが別格にかわいいと感じるのは、愛する子から生まれた子だからなのだろうか。それとも、親に比べ一緒にいられる時間が少ない分、ありったけの愛情を注ぎたい気持ちが強くなるからだろうか▼祖父母らの意識を探った調査。約7割が「孫のための出費は構わない」と考え、年間で平均約11万円を支出。約5割は「孫はいくつになってもかわいい」と感じている一方で、10月18日の「まごの日」を知らない祖父母は8割余だった▼まごの日の認知度はさておき、孫への愛着はいずれも厚い。自戒を込めて言えば、わが子には十分にしてあげたつもりも後から不足を感じ、孫で埋め合わせしている―の面もあろうか▼いずれにしても世の”じいじ”や”ばあば”は孫に甘い。欲しがる物を買い与え、存分に甘えさせる。それも大切な役目だろう。ただ「生まれてきて良かった」と孫が実感できる明るい未来を築く役割も、同時に担っている。

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