「絹のある生活」展望 岡谷蚕糸博物館

LINEで送る
Pocket

「百軒衣装」など貴重な資料も展示する新企画展=岡谷蚕糸博物館

「百軒衣装」など貴重な資料も展示する新企画展=岡谷蚕糸博物館

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で、新企画展「LIFE With SILK 絹のある生活―岡谷シルク再発見」が開かれている。着物が日常着で絹が身近だった大正~昭和初期の産着や日常着、婚礼衣装から、現在作られている絹製品約30点を紹介。過去から現在、未来へ向かう「絹のある生活」が展望できる。

「かつて着られていた絹」では産着や普段着の着物のほか、基本の色は赤白黒、絵柄に松竹梅とクジャク・雄鶏・オシドリをあしらった3着セットの婚礼衣装を展示。さらに、今春寄贈を受けた大正時代の「百軒衣装」を公開した。「百軒からもらい集めた布で着物を縫って、子どもが丈夫に育つのを祈る」とされた風習で、200枚以上の布で縫った襦袢を展示している。

「今、つくられている絹」のコーナーでは、地元で活動する岡谷絹工房や県外の団体の協力で、同館併設の宮坂製糸所で繰った糸を使って背広やジャケット、ストール、ランプシェードなどを展示。薄い和紙と絹生地を合わせた壁紙もあり、衣装以外での絹利用の広がりを紹介している。

企画展「絹のある生活」は来年1月30日まで。11~13日は岡谷絹工房の手織り製品の展示即売会があるほか、期間中の毎週土・日曜日は午前・午後の2回、展示室に置いた機織り機で実演がある。同館では、「展示を通してシルクの良さを再発見してもらえれば」と話している。

開館時間は午前9時~午後5時。水曜日休館。入館料は一般500円、中高生300円(諏訪地方の小中学生と岡谷市内在住・在学の高校生は無料)。

おすすめ情報

PAGE TOP