八面観

2020年05月27日付

絵本って、子どものころに卒業するんじゃなかったか。7年前、浅はかな概念を覆す一冊に出会った。「りんごかもしれない」。人気作家ヨシタケシンスケ氏の出世作だ。家族の心をつかみ、自宅の本棚中央に主役然と定位置を確保した▼男の子が机に置かれたリンゴ…

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2020年5月26日付

人目をはばかることなく泣いた経験を他に知らない。筆者の高校野球は29年前の夏、茅野市野球場で終わった。その年の長野大会で準優勝した私立高校と初戦で対戦し、コールド負けを喫して「甲子園」の夢はついえた▼今月20日、新型コロナウイルスの影響で第…

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2020年05月25日付

「若鮎の瀬に尻まくる子供かな」。江戸末期以降を伊那谷で過ごした俳人井上井月が天竜川を眺めて詠んだ。当時稚アユは春になると静岡の海から河口を遡り、約200キロメートル上流の諏訪湖へ入ったとされる。1900年代に天竜川へダムができると遡上が途絶…

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2020年05月24日付

県庁で開かれる会議を取材すると、このごろはほとんどがどこか離れた会場とオンラインでつながっているようになった。部局長会議は以前から各地域振興局や東京、大阪の県事務所が参加するテレビ会議を行っているが、最近は大学の研究室や他県の県庁の会議室も…

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2020年05月23日付

テレビも無ェ、ラジオも無ェと、”無ェ無ェ尽くし”で始まる吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」は、日本語ラップの先駆けとされる。緊急事態宣言が発令されていた今月上旬、吉さんは、津軽弁ラップの楽曲の「コロナに負けるな」版を公開。いまは、えサいでな(…

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2020年5月22日付

さして清潔好きでもなく、生来のものぐさで身辺を小ぎれいにしておくことのできない人間ではあるが、時節柄、手指が触れる箇所を小まめに拭くようになった。感染予防の手洗いとうがいは定期的にしないと落ち着かないほどだ▼外出が減った分、スマホを友にする…

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2020年5月21日付

ある取材の際、県外からの移住者と話す機会があり、たわいもない話をしているうちに少し違和感を覚えた。それは「長野」に対するイメージの違い。県外者にとっての「長野」は当然「長野県」なのだが、県民にとっての「長野」は必ずしも「長野県」ではなかった…

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2020年5月20日付

週末はサッカーのイングランド・プレミアリーグをテレビで観戦する。時差があるので試合は大抵深夜から翌日の早朝。結果に一喜一憂し、都合がつかず見逃した翌日は結果が分からないよう、録画を見るまでインターネットなどからの情報を遮断する。あきれる家族…

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2020年5月19日付

青い胴体の働き者。愛嬌のある顔と意思を持った機関車とまで言えばほとんどの人があのキャラクターを思い浮かべるだろう。原作の出版から75周年を迎えた「きかんしゃトーマス」。本やアニメを通じて今なお世界中の子どもたちに愛されている▼作品は英国のウ…

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2020年5月18日付

「このお菓子がいつまでも売れているようでは困る。早く売れなくなってほしい」。こう話したのは、疫病退散の願いを込め、上生菓子で妖怪「アマビエ」を作った菓子店の赤羽政治店主。誠実な人柄ににじむやるせなさが感じられ、ほのぼのするやら切ないやら▼あ…

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