行政・政治 : 地域で「猫」見守り 諏訪市中浜町区が今年から共生活動
更新:2012-2-28 6:02

 諏訪市の中浜町区が、飼い主がいない野良猫を地域で飼育していく「地域猫」活動に乗り出した。かわいがる住民がいる一方で、ふんなどの被害に悩む人も多いこうした猫について、単に排除するのではなく、繁殖抑制の手術を施したり、餌やりのルールを決めた上で見守り、地域住民との共生と将来的に数を減らすことを目指す。諏訪地方では初の試みで、行政や愛護団体も「殺処分される不幸な猫を減らすモデルになる」と成功を願っている。

 「かわいそう」と餌を与えれば子を産み、数が増えていく野良猫。国道20号と諏訪湖に挟まれ、旅館・ホテルや飲食店、民家が立ち並ぶ中浜町区では、ふんや鳴声、繁殖をめぐる苦情以外に、野良猫による健康被害を訴える声も出始めていたという。

 区は今月初旬、区民に呼び掛けて、野良猫問題を考える集会を開催。こうしたトラブルが出ている一方、猫の大切な命を守りたいという住民も多くおり、松本市などで成果を上げる地域猫活動で解決を目指すことにした。

 27日から繁殖抑制に向けた活動を始め、愛護団体「トマトの会」の協力で、雌2匹を捕獲した。動物病院で避妊手術を施し、約1週間後に区内に戻す。1匹当たり2〜3万円掛かる手術費は、寄付金を募ったり、市の補助金(環境保全推進事業)などで賄う考えだ。

 餌やりの時間と場所、ふんを拾い集める清掃活動の頻度など、地域猫飼育のルールづくりも本格化させる。味沢平区長は「いままではトラブルの原因となっていたが、地域猫活動を通じて住民の仲やコミュニティーが良くなることを期待したい」。同区がモデルケースとなり、他地域に取り組みが広がることも期待している。

 県諏訪保健福祉事務所によると、昨年度に引き取った184匹のうち126匹が野良猫で、8割以上が殺処分されている。トラブルが減れば命を落とす不幸な猫も少なくなり、今回の取り組みに協力するトマトの会会員の田中美智子さん=諏訪市=は「命をつなげる活動に、区で動き出してくれたことがうれしい」と話している。

 同事務所ではまた、「(同区に)猫を捨てにくることは絶対にしないでほしい」と強く求めている。寄付の問い合わせは味沢区長(電話090・3083・3196)または北原さん(電話0266・52・0599)へ。

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