文化 : 武井武雄作品がタッシェン「アンデルセン童話集」の挿絵に
更新:2013-1-29 6:03

 ドイツのケルンに本社を置く美術系出版社のタッシェン(TASCHEN)が、今年中に出版予定の「アンデルセン童話集」の挿絵に、岡谷市出身の童画家武井武雄の作品を使うことが決まった。武井作品の著作権を持つ岡谷市が28日の定例会見で明らかにした。今井竜五市長は、「武井作品が全世界に広く、その芸術性の高さが認知される機会になる」と期待を込めた。

 挿絵として使用されるのは、1928年に武井が表紙の絵や挿絵を担当し、菊池寛編集で興文社が「小学生全集5」として出版した「アンデルセン童話集」(12話収録)の一部。「夢神」(現在は一般的に「眠りの精」)の中から4枚、「飛行鞄」(同「空飛ぶトランク」)の中から2枚が使われるという。挿絵のほか、巻末に載る作者紹介のページで表紙絵が掲載される予定だ。いずれも原画は残っていないため、本からの複製が使用される。

 市によると、タッシェンが出版する「アンデルセン童話集」は、挿絵を中心とした企画。武井以外に使われる絵の作者も児童画史上名高い世界的な画家ばかりという。英語版だけでなく独語版、仏語版、スペイン語版も制作し、全世界で1万6000部を発売。電子書籍版の制作も計画しているという。

 今回の依頼は、タッシェンのロザンゼルス・オフィスの女性編集者ノエル・ダニエルさんが、全米で最も多くの貴重な児童図書を収蔵しているプリンストン大学図書館で、武井作品に出会ったことがきっかけ。市によるとダニエルさんは、武井の挿絵を「いまだあせることなく独創的」と評価し、大変な感銘を受けたことが今回の依頼につながった。対象となる読者層は、デザイナーや映画監督、芸術文化作品の制作者らで、ダニエルさんは「そうした人々に武井作品は必ず強い感銘を与えることになる」と話しているという。

 市では、武井武雄生誕120周年の来年に向けてさまざまなイベントを計画。今回の依頼も「非常にいいタイミング」と話し、「改めて全世界へ向けて武井武雄作品が羽ばたくことになる」と歓迎している。

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