自分にも、そして自分の身近でも起こり得る労働災害。注意しているつもりでも起きる時には起きてしまう。労災の大半は「物」の不安全な状態(物的要因)と「人」の不安全な行動(人的要因)が異常接触して発生すると言われている▼自分の身に置き換えてみると、新聞記者という職業柄、さまざまな危険な場所に赴くことも。大雨で1階部に土砂が流入した伊那の家屋を崖上から撮影していた時は、目の前の地面が突然崩落した。大町市でとある事件の取材中、裏山から撮影しようといばらの山道を進んだ結果、靴底が剥げズボンは破け、足に傷を負う羽目になった▼振り返れば危険だったと思うことは多い。「記者魂」という使命感だったのか、はたまた他社を出し抜きたいという欲だったのかは分からない。言えるのはカメラのファインダーをのぞくと恐怖心がなくなり危険だという意識が欠落してしまうということだ▼ニュースでは職種にかかわらずさまざまな労災事故が報じられる。かつて過労死に熱心に取り組んでいた弁護士が、自身も過労で亡くなるという悲しい出来事があったことを今も忘れない▼若いころはがむしゃらに働けた。しかし今は体力の衰えもあってか力を抜くべきところは抜くようになった。仕事も気持ちもある程度余裕を持ち、熱心になり過ぎず、適度な熱量で仕事に向き合うのが大切だろう。「社畜」にはならないように。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
第50回信州書道展 紙面PDF
長野日報の紙面PDFをご覧いただけます
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2026年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
鮮やか八重桜並木 岡谷の塚間川沿いで見頃 真紅の景色、ハナモモ見頃 諏訪の紅雪の里 高校生がコンビニ企画運営 きょうオープン 諏訪湖スマートIC 7月27日開通 駒ケ根ハーフマラソン 2026年から4年間休止 鮮やか”遅咲きの桜”350本 茅野の聖光寺 高台に赤いハナモモ 諏訪市岡村「紅雪の里」 「島田娘」中アにくっきり 「天下御免」の美酒 御座石神社どぶろく祭り ベルビア1階未利用床活用へ企画募集 茅野市日付で探す