新年度を迎え新たな日常が始まった。学校を卒業して社会人として歩み始めた人、進級や進学で新たな学びが始まった人など。移転で住環境が変わった人も多いだろう。そんな生活の変化に慣れない人たちが陥りやすいと言われるのが「四月病」なのだという▼新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称で、社会人だけでなく大学生や中高生などにもみられる。昔は「五月病」という言葉もあり、どこの会社でも「新入社員の何割かは3カ月もたずに辞める」と頭を悩ませたものだ▼近年「退職代行」なる新たなサービスが話題になっている。その名の通り労働者に代わって退職の意思を雇用主に伝えるサービス。退職時期や業務の引き継ぎなども代行業者が調整してくれるそうで、SNSやネットなどの発達で認知度も急上昇▼労働者が退職時に受けるストレスを軽減するというのだが、いささか身勝手な気もする。立ち去る者は見苦しくないよう後始末をすべきという戒めの「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもある。もちろん雇用側に問題がある場合は別なのだが▼とは言うものの四月病は本人のやる気にかかわらず陥るのも事実。かつてすぐに辞めてしまう人は我慢が足りないと言われたものだが、入社間もない社員が辞めていく会社にも何らかの問題があるだろう。長く働き続けるためにはストレスをため込まないのが肝要だろう。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
第50回信州書道展 紙面PDF
長野日報の紙面PDFをご覧いただけます
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2026年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
高台に赤いハナモモ 諏訪市岡村「紅雪の里」 真紅の景色、ハナモモ見頃 諏訪の紅雪の里 出早公園カタクリ見頃 諏訪地方今季初の夏日 駒ケ根ハーフマラソン 2026年から4年間休止 茅野で「ラリチャレ」 全国81チームが出走 諏訪湖スマートIC 7月27日開通 専用ドローンで農薬散布請け負い チーム発足 奥田瑛二さんら出演映画 諏訪地方で撮影進む 桜と鐘楼門、織りなす風景 原の深叢寺 初夏の呑みあるき 伊那で来月31日日付で探す