セイコーエプソン(同市)初代社長の服部一郎氏(1932~1987年)のコレクションから、テーマを替えて作品を紹介している「観る」シリーズの3回目。油絵の具や水彩絵の具、パステル、鉛筆などの材料をはじめ、絵を描くカンバスや紙、板といった支持体などの多彩な画材を使った作品を紹介している。
ルノワールの油彩画「洗濯女」は、絵の具を薄く重ねて透明感や深みを表現。佐野繁次郎が板に描いた油彩画「ボンボン売りの少年」は余白部分に木目が確認できる。シニャックの「スイカ」は主に点を使って描いた水彩画。プランの「麦束と枯木」は、パステルを塗り重ねて繊細さと多様な色合いを表した。
作家が同じ題材を描いても油彩と水彩で趣が変化する作品や、1人の作家が多種の画材で描いた作品も目を引く。学芸員の木村裕美さん(43)は「いろいろな画材で絵の表情が変わるのはとても面白い」と話している。
関連イベントとして、展示作家のルオーの作品を多く所蔵するパナソニック汐留美術館の萩原敦子主任学芸員を講師に、美術講座「ルオーの絵画―その表現と技法を中心に―」を7月22日午後1時30分~3時に開く。参加費は入館料。受講者を募集している。定員60人で先着順。
開館時間は午前9時半~午後4時半。休館日は祝日を除く月曜日と展示替え期間、年末年始。入館料は大人1100円、小中学生400円。問い合わせはサンリツ服部美術館(電話0266・57・3311)へ。
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