諏訪市議会は、市内３高校の生徒の作品を「すわ市議会だより」に採用していく。８月号は諏訪二葉高校美術部に依頼。愛犬を描いた宮澤心さん（17）＝３年＝の作品「視線」が表紙を飾り、中面で他の３年生部員の作品を紹介する。親しみやすく開かれた諏訪市議会を目指し、手にとって読んでもらえる議会だよりにする。

議会だよりモニターから出されたアイデアで、11月号は諏訪清陵高、２月号は諏訪実高の生徒に依頼する。２万部以上発行される広報媒体に作品が掲載されることで、「地元の高校生たちの活動の励みにもなれば」とする。

12日夕には井上登編集委員長、森山博美副委員長、藤森綾子委員が同校を訪問。美術部の活動や作品に込めた思いを聞き取り、マルモ印刷（同市）の担当者が掲載作品の写真撮影をした。

諏訪二葉高の美術部は12人で活動し、うち３年生部員は５人。掲載されるのはいずれも昨年度の高校美術展出品作という。「自分の作品が多くの人に見てもらえるのはうれしい」と宮澤さん。「表紙になるのを機に、議会についていろいろと調べてみたい」と話していた。