校歌や逍遥歌などを息を合わせて歌う同窓生(左)と音楽専攻の生徒たち(右)

校歌や逍遥歌、生徒と一緒に歌う 高遠高同窓会

2024/06/24 06:00
地域

高遠高校(伊那市)同窓会は22日、「校歌・逍遥歌・興風歌・応援歌を歌う会」を同市高遠町のレストラン「楽座 紅葉軒」で開いた。同窓生約40人と同校音楽専攻の1~3年生約20人が参加。同校の校歌や逍遥歌、応援歌など計9曲を一緒に歌って、母校への愛着を深め、伝統を受け継いだ。

 

来年度、創立100周年を迎える同校。現在、校歌以外は歌われないが、昔を懐かしみつつ、気持ちを一つに同校の発展を願おうと企画した。

 

歌集を手に、同専攻教諭の指揮と同窓生のピアノ伴奏で合唱。会場に大きな歌声を響かせた。曲間には「入学からわずか1カ月足らずで覚えた」などと当時の思い出を振り返り、和やかに楽しんだ。参加者にはこの日歌った曲を収めたCDも配布した。

 

同窓会長の大脇弘造さん(78)=同市=は「先輩が後輩に教えて伝統を受け継いだ歌」と懐かしみ、100周年に向けて「少子化が進んでいるが、地域の人の念願で創立された歴史のある母校。頑張って継承し、地域に感謝する機会にしたい」と話した。

 

引き続き、同窓会総会を開き、創立100周年記念事業などを決めた。来年10月に記念式典を開くほか、各コースの要望に応じた教育環境の整備、記念誌や記念品の作製などを行う。

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